こんにちは!
さえこです。
筆記試験の結果通知が続々と届いているようですね!合格した方、おめでとうございます。後一歩で、保育士資格取得です!実技試験が月末に迫っています。しっかりと対策しましょう。
今回、残念ながら実技試験に進めないという方も、大丈夫です。次回の試験に向けて自分の苦手としている科目や分野を把握されたかと思います。そちらを集中的に勉強していきましょう!私も、微力ではありますが出来る限り試験勉強に役立つ記事を書いて応援していきたいと思います。
今日は、平成30年度後期保育士試験「児童家庭福祉」で出題された、産前産後サポート事業について書きたいと思います。
この事業は、私が受けた試験で出題されたのですが、正直勉強していませんでした。重要そうな内容と、試験に出題された復習をまとめてみましたので、この機会にしっかりと理解しておきましょう!
産前・産後サポート事業とは?
事業内容・目的
その名の通り、妊産婦が安心して育児に臨めるよう不安や悩みを聞き相談や支援をすることです。また、周りの母親達との交流なども促すことで育児による孤立感などを解消することも目的としています。原則として専門的知識やケアを必要とする相談や支援は除きます。
実施主体
市町村(特別区を含む)
対象者
妊産婦及びその家族のうち以下の内容を基に市町村担当者がアセスメントをして決定します。
- 妊娠、出産、育児に不安を抱えていたり、身近に相談相手がいない人
- 多胎、若者妊婦、特定妊婦、障害や病気を抱える妊産婦等で社会的な支援が必要な人
- 地域の情報から支援が必要とされる人
対象時期
妊娠初期から産後4ヶ月頃が目安(母子の状況や地域の実情を考慮して市町村が判断)
実施担当者
母子保健推進員、主任児童委員、民生委員、保健師、助産師、保育士等に加え、子育て経験者やシニア世代など
支援方法
主に2パターンがあります。
アウトリーチ(パートナー型)
こちらには、手段として訪問、電話相談、メール相談があります。
デイサービス(参加型)
こちらには更に、個別型と集団型があります。
集団型は、仲間づくりも目的としていて、グループワークや親子遊びなどが行われるのが望ましいとしています。
今回の試験での出題内容とまとめ
平成31年前期試験「児童家庭福祉」問11で出題されました。
問11 次の文は、産前・産後サポート事業に関する記述である。適切な記述を、〇不適切な記述を✖とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A
対象となる時期は、妊娠初期(母子健康手帳交付時等)から出産後3年までが目安となるが、母子の状況、地域におけるニーズや社会的資源等の状況を踏まえ、市町村(特別区を含む)において判断する。
B
「パートナー型」は、助産師等の専門職や子育て経験者やシニア世代等が、妊産婦等の自宅に赴くとうにより個別に相談に対応する。
C
妊産婦等が抱える妊娠・出産や子育てに関する悩み等についえ相談支援を行い、家庭や地域での妊産婦等の孤立感の解消を図ることを目的とする。
D
「参加型」は、公共施設等を活用し、同じ悩み等を有する妊産婦等に対して集団形式により相談に対応する。
この問題を順番に見ていくと、
選択肢Aは対象時期が「妊娠初期から出産後3年まで」とありますので、こちらは誤り。
選択肢Bはパートナー型とあるので少し分かりにくいかもしれませんが、アウトリーチ型=パートナー型です。このアウトリーチという言葉だと分かりやすいんですけどね。そうすると解答が容易に分かってしまうので少しひねっているのかもしれません。こちらは正解です。
選択肢Cは、産前・産後サポート事業の目的を説明しているので正解。
選択肢Dはデイサービス=参加型の中の集団型の説明をしているので正解。
となります。
いかがでしたでしょうか?
その他にも試験勉強をしてきた中で間違えやすいと感じたことを他の記事でも書いています。お時間がありましたら是非お読みください。
本日も、お忙しい中最後まで読んで頂きありがとうございました!