こんにちは!
さえこです。
4月に行われた前期保育士試験を受けられた方、お疲れさまでした。まだ、筆記試験の結果が届く前ではあるかと思いますが、今日は実技試験「言語表現」について書きたいと思います。
実際に私が作成した原稿と、私なりのポイントを書いています。ちなみに試験本番にこの原稿のお話をし、44点という点でした。この評価が高いと思うか低いと思うかはあなた次第です(笑)。
私は「3びきのやぎのがらがらどん」を選びました。
実際に私が試験用に作成した原稿
3ひきのやぎのがらがらどん
昔むかし、あるところに3びきのやぎが住んでいました。
小さなやぎの名前は「がらがらどん」中くらいのやぎの名前も「がらがらどん」大きなやぎの名前も「がらがらどん」です。(※段々大きな声になっていきます)
ある日、3びきはお腹が空いたので山に草を食べに行くことにしました。
しかし、山に行く途中の橋の下にはトロルという魔物が住んでいます。トロルの目はお皿のように丸くて鼻は棒のように突き出ています。
どうしたらトロルに食べられないように橋を渡れるのかな?(※子ども達に問いかけるように)3びきは一生懸命考えました。
そこで、3びきは良いことを思いつきました。
まず始めに1番小さなやぎが橋を渡ります。
「カランコロン♪カランコロン♪」(※可愛くリズミカルに)
するとトロルが出てきて言いました。
「誰だ!俺の橋を渡るやつは!食べちゃうぞー!!」
小さなヤギは応えます。
「食べないで。僕はこんなに小さいんだもの。次に来るやぎはぼくよりも、もっと大きくてもっとおいしいよ。」(※可愛い声で)
するとトロルは
「そうか、だったら次のやぎを食べよう。おまえはもう通ってもいいぞ。」
と言いました。
しばらくすると、中くらいのやぎが来ました。
「カタンコトン、カタンコトン」(※少しだけ強めに)
先ほどのやぎより少し強く橋を渡りました。するとトロルが言いました。
「誰だ!俺の橋を渡るやつは!食べちゃうぞー!!」
「食べないで。僕は中くらいなんだもの。次に来るやぎはぼくよりももっと大きくておいしいよ。」
すると、トロルは
「そうか、だったら次のやぎを食べよう。お前はもう通ってもいいぞ。」
と言いました。
そしてそのすぐ後に来たのが大きなやぎのがらがらどん。
橋を渡る音も今までのやぎとは違います。
「ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン」(※とても力強く)
トロルが言います。
「誰だ!俺の橋を渡るやつは!食べちゃうぞー!!」
大きなやぎは
「私だ!!一番大きなやぎのがらがらどんだ!!」(※力強い声で)
というと、トロルにドン!!と体当たりをして川底に落としてしまいました。やぎ達は大喜び。仲良く山に行き、草をお腹いーっぱい食べましたとさ。
おしまい。
話す時のポイント
擬音語は3回ともシチュエーション毎読み分ける
私の考えた原稿ではトロルが橋を渡るシーンで3回擬音語が出てきます。そこは、とても重要なシーンですので、表情や声のトーン、リズムなどには特に気を付けましょう。この擬音語を発した時に試験官が二人とも何かメモしていましたので加点ポイントであったのかなと考えています。
本番、繰り返される場面でも話が飛ばないように集中する
この3びきのやぎのがらがらどんは、3回同じような会話が繰り返されます。もちろん、声色など変えていきますのでどのやぎの話までしたかを覚えていたら良いのですが当日面接官の前では緊張するものです。小さなやぎの後、中くらいのやぎを通りこして大きなやぎを登場させてしまわないようにきをつけましょう。
今回の試験から、適切な身振り手振りを入れる
前回の試験までは特に指定はありませんでしたので私は一切ジェスチャーはつけませんでした。しかし、今回の試験から、適切な身振り手振りを入れるよう指示があります。場面に応じて取り入れましょう。
また、こちらの記事でも言語表現について書いています。
最後に
いかがでしたでしょうか?私はこの原稿で約3分で話し終わりました。試験を受けられる皆さんも、自分専用の原稿ができあがったら3分で話せるように何度も繰り返し声に出して練習をしましょう。実際の試験では緊張をする方も多いかと思います。しかし、落とす為の試験ではありません。合格まであと少し、しっかりと対策をして本番に挑んで下さい。
また、私はこちらのテキストを参考に実技試験対策をしました。筆記試験の問題集はたくさん出版されているのに案外少ない実技試験問題集…。しかしこの問題集1冊で、その年のお題がしっかりと対策されているのでお勧めです。
本日もお忙しい中、最後まで読んで頂きありがとうございました。